ソフトウェアまわりの備忘録

研究室で培ったソフトウェアの知識を貯めておく備忘録。

Makefile

ソースが複階層化された場合のMakefile(第五回)

まだバグがあるかもしれない。後日追って詳細を追記したい。 ソースファイルが複数階層に分かれた場合に対応したMakefileが完成! 試行錯誤の末、以下に示すMakefileが完成した。このMakefileは以下のことが可能 依存関係の自動解決(ヘッダファイルも含む)…

バイナリファイルの整理とワイルドカードの利用(第四回)

前回までに 依存関係の自動解決 多段make について示した。今回はバイナリファイルの整理と関数を利用した方法を紹介する。 wildcard関数の利用 カレントディレクトリのMakefile Makefileで一番面倒臭く、エラーの原因になるのはファイルの追加とファイル面…

多段makeの利用(第三回)

ソースファイルが別階層にある場合 前回の記事ではMMDオプションにより依存関係を自動解決する方法を示した。しかし、「ソースファイルは同じ階層(ディレクトリ)に存在する」ことを仮定していた。Makefileで違う階層にあるファイル達をコンパイルするには…

依存関係の自動解決(第二回)

前回の記事で書いたようにMakefile依存関係の自動解決について書いていきます。 必要最小限なソースファイルだけ再コンパイルすればいい sample0.cpp、sample1.cpp、sample2.cpp、sample3.cppの4つのソースファイルがあるとします。そしてこれらの依存関係が…

Makefileの改造計画(第一回)

Makefileで苦労した人は多いはず Linuxにおいてプログラムをコンパイルする際に必要となるMakefile。階層と依存関係を自動的に解決するようなMakefileを作るのは以外に難しいです。何年もこいつを書いてますが未だに苦戦します。ただただコンパイルルールを…